非小細胞肺がん

論文紹介

ROS1融合陽性(NSCLC)にエヌトレクチニブが奏効【Lancet Oncol】

Entrectinib in ROS1 fusion-positive non-small-cell lung cancer: integrated analysis of three phase 1-2 trials

Lancet Oncol 2019年12月11日オンライン版

 エヌトレクチニブはALKROS1NTRKに対する活性を有するROS1/TRK阻害薬であり、ROS1融合陽性非小細胞性肺がん(NSCLC)における3つの第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験(ALKA-372-001、STARTRK-1、STARTRK-2)の統合解析が行われた。
 53例における奏効率は77%で、奏効期間の中央値は24.6カ月(95%CI 11.4〜34.8カ月)であった。134例中46例(34%)にグレード3/4の有害事象が発生し、主な有害事象は体重増加(8%)、好中球現象症(4%)であった。重篤な有害事象は11%に発生し、主な重篤な有害事象は神経系障害(3%)、新血管障害(2%)で、死亡例は認められなかった。
 これらの結果を受けて2019年3月15日にROS1融合遺伝子陽性の局所進行または転移性非小細胞肺がんに対する承認申請が行われた。

2019-12-27
Lancet Oncology