前立腺がん

論文紹介

AI深層学習で病理医と同等のGleasonスコア精度が可能に【Lancet Oncol】

2020-01-10
Lancet Oncology

Automated deep-learning system for Gleason grading of prostate cancer using biopsies: a diagnostic study

Lancet Oncol 2020年1月8日オンライン版

 Gleasonスコアは前立腺がん再発の予測因子として有用だが、病理医によりスコアが異なる可能性がある。本研究では前立腺がん患者1,243例から収集した5,759の生検組織を用いて、深層学習(ディープラーニング)を用いたGleasonスコアのレーティングの精度を検討。
 病理医による参照標準との高い一致率が認められ〔コーエンのκ係数0.918(95%CI 0.891〜0·941) 〕、判定能〔曲線下面積(AUC)〕は、良性/悪性判定は0.990,(95%CI 0.982〜0.996)、スコア2とそれ以上は 0.978(0.966〜0.988)、スコア 3とそれ以上は0.974(0.962〜0·984)であった。
 観察実験では、ディープラーニングの診断能(κ係数)は病理医によるパネルよりも高く(0·854 vs. 0.819)、病理医15人のうち10人を上回っていた。外部検証データセットでは2名の病理医による参照標準(0.723および0.707)と同等だった(0.71)。