泌尿器

論文紹介

野菜を多く食べても前立腺がん進行を抑制せず:RCTで検証【JAMA】

Effect of a Behavioral Intervention to Increase Vegetable Consumption on Cancer Progression Among Men With Early-Stage Prostate Cancer: The MEAL Randomized Clinical Trial.

JAMA 2020年1月14日オンライン版

 本ランダム化比較試験は、野菜摂取を増加するよう干渉することが、早期前立腺がんの病勢進行に影響を与えるか検証するべく行われた。対象は、生検で早期前立腺がん〔International Society of Urological Pathology (ISUP)によるグレード分類が70歳未満では1、70歳以上では2以下〕と診断され、ステージ cT2aかそれ未満、血清前立腺特異的抗原(PSA)が10ng/mL未満の米国患者478例であった。
 患者は、電話により毎日7種以上の野菜を摂るよう干渉される群(干渉群、237例)と食事と前立腺がんに関する情報を記載された紙を渡されたのみのコントロール群(241例)にランダムに分けられた。主要評価項目は、病勢進行までの期間で、病勢進行はPSAが10ng/mL以上、3年以内のPSAの倍増、追跡期間における前立腺生検による腫瘍量増加またはグレード上昇と定義された。
 解析の結果、計245例(干渉群:124例、コントロール群121例)に病勢進行が認めれた。病勢進行における未調整ハザード比(HR)は0.96(95%CI 0.75~1.24)、調整後HR0.97(95% CI 0.76~1.25)と、両群で差は認められなかった。介入後24カ月時点で見たKaplan-Meier法による無増悪生存率は干渉群 43.5%(95%CI 6.5~50.6%)、 コントロール群41.4%(同34.3~48.7%)で、差は2.1%(同 -8.1~12.%)であった。

2020-01-17
JAMA