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論文紹介

D-indexに基づく抗真菌薬治療、効果は従来治療と同等で抗菌薬使用を減少:ランダム化比較試験CEDMIC【JCO】

D-Index–Guided Early Antifungal Therapy Versus Empiric Antifungal Therapy for Persistent Febrile Neutropenia: A Randomized Controlled Noninferiority Trial

J Clin Oncol 2020年1月24日オンライン版

 持続性発熱性好中球減少症(pFN)に対しては経験的抗真菌療法(EAT)が推奨されるが、過剰治療の懸念がある。D-index(好中球数 500/μLの水平線と実際の好中球数の推移の曲線により囲まれた面積)は好中球減少の程度と期間を評価する指標であり、感染リスクを継時的に監視できる。
 本研究では化学療法や造血幹細胞移植を実施後にpFNが予想される423例を対象に、EATに対するD-indexを用いた早期抗真菌療法(DET)の非劣勢性を検証。ITT解析対象は413例で、侵襲性真菌感染の発症はEAT群の2.5%に対してDET群は0.5%であり、非劣勢が示された(-2.0%、95%CI -4.0〜0.1%)。42日目の生存率はEAT群の98.0%に対してDET群は98.6%、84日目はそれぞれ96.4%、96.2%であった。 新在性抗真菌薬(キャンディン系)のミカファンギンの使用はDET群で有意に少なかった(EAT群60.2%、DET群32.5%、P<0.001)。

2020-01-28
Journal of Clinical Oncology