子宮がん

論文紹介

ワクチン接種+検診で子宮頸がん撲滅は可能か:低および低中所得国のモデル分析【Lancet】

Impact of HPV vaccination and cervical screening on cervical cancer elimination: a comparative modelling analysis in 78 low-income and lower-middle-income countries

Lancet 2020年1月30日オンライン版

 本研究では低および低中所得国78カ国におけるHPVワクチン接種および子宮頸がんスクリーニングのモデル分析を実施。接種対象は9歳の女児とし、①予防接種のみ②予防接種+生涯に1度の子宮頸がんスクリーニング③予防接種+生涯に2度の子宮頸がんスクリーニング-の3つのシナリオで子宮頸がん抑制を推測した。ワクチン接種のカバー率は2020年に最大の90%に達し、スクリーニング実施率は2023年に45%、2030年に70%、2045年に90%に達すると想定した。

■2045年の子宮頸がんの発症率(2020年:19.8/100,000人)
シナリオ①:2.1/10万人・年(-89.4%)
シナリオ②:1.0/10万人・年(-95.3%)
シナリオ③:0.7/10万人・年(-96.7%)

■85%以上の削減を達成する国の割合
シナリオ①:87.2%
シナリオ②:100%(2085年達成)
シナリオ③:100%(2081年達成)

 予防接種のみで全ての国で子宮頸がんの撲滅が予測されるのは2059〜2102年で、生涯に2度の子宮頸がんスクリーニングを追加することで撲滅は11〜31年加速された。

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2020-02-04
Lancet