子宮がん

論文紹介

子宮頸がん死亡、ワクチン接種+検診で10年後に約30万人を回避:低および低中所得国のモデル分析【Lancet】

Mortality impact of achieving WHO cervical cancer elimination targets: a comparative modelling analysis in 78 low-income and lower-middle-income countries

Lancet 2020年1月30日オンライン版

 本研究では低および低中所得国78カ国におけるHPVワクチン接種および子宮頸がんスクリーニングのモデル分析を実施。接種対象は9歳の女児とし、①予防接種のみ②予防接種+生涯に1度の子宮頸がんスクリーニング③予防接種+生涯に2度の子宮頸がんスクリーニングーの3つのシナリオで子宮頸がんによる死亡率を推測した。ワクチン接種のカバー率は2020年に最大の90%に達し、スクリーニング実施率は2023年に45%、2030年に70%、2045年に90%、適切な手術や治療の実施率は2023年に50%に達すると想定した。

■2030年の死亡率(2020年:13.2%)
シナリオ①:13.2%(-0.1%)
シナリオ②:8.5%(-34.3%)※約30万人の死亡を回避
シナリオ③:8.5%(-34.2%)※約30万人の死亡を回避

■2070年の死亡率
シナリオ①:5.0%(-61.7%)※約480万人の死亡を回避
シナリオ②:1.4%(-88.9%)※約1,300万人の死亡を回避
シナリオ③:1.0%(-92.3%)※約1,400万人の死亡を回避

■2120年の死亡率
シナリオ①:1.3%(-89.5%)※約4,580万人の死亡を回避
シナリオ②:0.3%(-97.9%)※約6,080万人の死亡を回避
シナリオ③:0.2%(-98.6%)※約6,260万人の死亡を回避

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2020-02-04
Lancet