膵臓がん

プレスリリース

難治性膵がんに対する効率的な薬物送達システムを開発【徳島大学】

 膵臓は血流に乏しい臓器であり、薬剤の送達性が極めて悪い。膵臓がんの5年生存率は5%前後と、特に予後不良の高難治性がんに位置付けられている。
 徳島大学大学院薬物動態制御学分野准教授の異島優氏らの研究グループは膵臓がん組織への薬の送達性を高める技術の開発に取り組んでおり、アルブミンを積極的に取り込むという膵臓がん特有の生存手段を利用し、血流を増大させる作用を有する一酸化窒素をアルブミンにより送達〔ヒト血清アルブミ ン二量体のS―ニトロソ化体(SNO―HSA Dimer)の投与〕することで、すい臓がん組織へ薬が効率的に届く環境を作り出すことに成功。SNO-HSA Dimer投与はnab-パクリタキセルによる治療効果を増大させ、副作用を軽減することが明らかになった。

2020-02-06
徳島大学