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がんの起源となるヒト胃組織幹細胞の特定に世界で初めて成功【金沢大学】

 金沢大学がん進展制御研究所およびシンガポール科学技術研究庁(A*STAR)医学生物学研究所(IMB)のNick Barker氏が率いる国際共同研究チームは、マウス消化管に存在する組織幹細胞の遺伝子発現パターンを比較解析し、ヒト胃幽門前庭部の組織幹細胞で膜タンパク質アクアポリン5(AQP5)が特徴的に発現していることを発見した。また、遺伝子変異が蓄積したAQP5陽性胃がん細胞は、がん幹細胞様の性質を持つことを明らかにした。本研究成果により、ヒト胃がんの発生・進展メカニズムおよび胃がん幹細胞への理解が飛躍的に深まり、胃がんの新規治療薬および新たな治療法の開発に大きく貢献することが期待される。

 本研究成果はNature 2020年2月5日オンライン版に掲載された。

2020-02-10
金沢大学