非小細胞肺がん

免疫療法

論文紹介

PD-L1陽性NSCLCへのペムブロ単剤、長期投与は予後良好:KEYNOTE-010の長期成績【JCO】

Long-Term Outcomes and Retreatment Among Patients With Previously Treated, Programmed Death-Ligand 1‒Positive, Advanced Non‒Small-Cell Lung Cancer in the KEYNOTE-010 Study

J Clin Oncol 2020年2月20日オンライン版

 KEYNOTE-010試験において、ペムブロリズマブはドセタキセルと比較してPD-L1高発現(TPS50%以上)およびPD-L1陽性(TPS1%以上)の進行非小細胞肺がん(NSCLC)患者のOSを有意に延長している。
 本報告はKEYNOTE-010試験の長期成績であり、NSCLC患者1,033例をペムブロリズマブ群(690例)とドセタキセル群(343例)にランダムに割り付け、前者は3週ごとにペムブロリズマブ(2または10mg/kg)を最大35サイクル(2年)投与し(進行例はさらに最大17サイクル追加)、後者は3週ごとにドセタキセル75mg/m2を投与した。
 追跡期間の中央値は42.6カ月(範囲35.2〜53.2カ月)で、PD-L1高発現例(HR 0.53、95%CI 0.42〜0.66、p<00001)、PD-L1陽性例(HR 0.69、95%CI 0.60〜0.80、P<00001)ともにペムブロリズマブ群はドセタキセル群と比べて有意にOSを改善した。36カ月OSはPD-L1高発現例では34.5% vs. 12.7%、PD-L1陽性例では22.9% vs. 11.0%、グレード3〜5の治療関連有害事象の発生はそれぞれ16%、37%であった。
 ペムブロリズマブ群の690例中79例が35サイクル投与を完遂し、治療後の12カ月OSは98.7%(95%CI 91.1%〜99.8%)、12カ月PFSは72.5%(95%CI 59.9%〜81.8%)。75例(95%)で奏効が得られ、48例(64%)で奏効が持続した。 グレード3〜5の治療関連有害事象は17.7%で発生した。
 ペムブロリズマブの追加投与を実施したのは14例で、5例が17サイクル投与を完遂した。6例(43%)で部分奏効(PR)が得られ、5例(36%)は安定(SD)であった。

2020-02-28
Journal of Clinical Oncology