大腸がん

プレスリリース

遺伝子パネル検査を利用したHER2陽性大腸がんの診断基準を世界で初めて確立

 国立がん研究センター先端医療開発センター臨床腫瘍病理分野ユニット長の藤井誠志氏(現・横浜市立大学分子病理学主任教授)の研究グループは、米国、韓国との3カ国共同研究により、HER2陽性大腸がんに関する国際協調診断基準を世界で初めて確立した。

ポイント
・近年、HER2陽性大腸がんに対する治療開発が国内外で進められているが、国際的な診断基準が確立していなかった
・日本主導で行われた米国、韓国との国際共同研究により、乳がん・胃がんの診断法として使用されているIHC法/FISH法を用いたHER2陽性大腸がんの国際協調診断基準を世界で初めて確立
・次世代シーケンサー(NGS)を用いた遺伝子パネル検査をスクリーニングに利用し、IHC法/FISH法を併用することでより確実に診断できることが示唆された
・国内外の各研究グループが世界共通の診断基準を用いて研究開発を進めることで、より優れた治療薬をより早期に患者に届けることが期待さる

 本研究結果はJCO Precision Oncology 2020年1月7日オンライン版に掲載された。

2020-02-28
国立がん研究センター