悪性リンパ腫

プレスリリース

IVLBCLに対する初の前向き試験により、R-CHOP+髄腔内化学療法が標準的治療に【名古屋大学】

 名古屋大学医学部附属病院血液内科講師の島田和之氏、同大大学院血液・腫瘍内科学教授の清井仁氏、三重大学医学部附属病院血液内科講師の山口素子氏らは、IVL研究会に参加する国内の多施設の研究者と共同で血管内大細胞型B細胞リンパ腫(IVLBCL)患者を対象とした世界初の前向き試験実施。IVLBCLに対する現在の標準的治療法(みなし標準)を確立した。

ポイント
・IVLBCLは稀な悪性リンパ腫で、リンパ腫の特徴であるリンパ節の腫脹を欠き、診断が困難。治療はびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)と同様のR-CHOP療法が行われていたが、中枢神経への病変の広がりが多いことが課題であった
・本研究では、IVLBCL患者に対して、DLBCLの標準治療であるR-CHOP療法と中枢神経への病変の広がりを抑制する治療(高用量メトトレキサートを含む髄腔内化学療法)の組み合わせについて、安全性と有効性を調べる前向き試験を行い、良好な治療成績が得られた
・本研究はIVLBCL患者を対象とした世界初の前向き試験であり、初めての標準的治療法(みなし標準)を確立したといえる

 本研究結果はLancet Oncol 2020年3月11日オンライン版に掲載された。

2020-03-12
AMED日本医療研究開発機構