子宮がん

プレスリリース

がん細胞形成においては「遠隔力」と「接触力」が重要【大阪大学】

 大阪大学データビリティフロンティア機構特任准教授の中野賢氏の研究グループは、大阪大学大学院生命機能研究科教授の平岡泰氏の研究グループおよび情報通信研究機構主任研究員の原口徳子氏の研究グループとの共同研究により、がん細胞の集団が自己集合して血管網に似たネットワーク構造を形成することを、in vitroで再現することに成功した。さらに、単純な個体ベースモデルに基づくシミュレーションを用い、細胞間に働く力がネットワーク構造の形成に重要であることを発見した。

ポイント
・がん細胞は生体内で血管網に似たネットワーク構造を造ることが知られていたが、in vtroでの再現は困難だった
・がん細胞をマトリゲル上で培養することにより、ネットワーク構造を造り出すことに成功
・シミュレーションを使った解析により、がん細胞の集団がネットワーク構造を形成するためには、離れた細胞の間に働く遠隔力と、接触した細胞の間のみに働く接触力が重要であることを明らかにした
・がん増殖・浸潤・転移の仕組みの理解や新たな仕組みの抗がん剤の開発につながると期待

 本研究結果はBiophys J 2020年2月5日オンライン版に掲載された。

2020-03-12
情報通信研究機構