非小細胞肺がん

論文紹介

高齢の進行肺がんへのカルボプラチン+ペメトレキセド併用後ペメトレキセド維持療法、一次治療での非劣性を証明:JCOG1210/WJOG7813L【JAMA Oncol】

Comparison of Carboplatin Plus Pemetrexed Followed by Maintenance Pemetrexed With Docetaxel Monotherapy in Elderly Patients With Advanced Nonsquamous Non-Small Cell Lung Cancer: A Phase 3 Randomized Clinical Trial

JAMA Oncol 2020年3月12日オンライン版

 高齢の進行性非小細胞肺がん(NSCLC)は、今後患者の増加が見込まれるものの、これらを対象とした臨床試験はあまり行われておらず、データが少ない。本検討は、オープンラベルの多施設共同非劣性第Ⅲ相ランダム化比較試験で、殺細胞性抗がん薬未治療、ECOG PSが0~1、75歳以上の日本人進行扁平上皮NSCLC患者433例を対象に、カルボプラチン+ペメトレキセドによる治療を3週ごとに4サイクル行い、その後維持療法としてペメトレキセドを3週ごとに投与する対象群と、ドセタキセル単剤を3週ごとに投与する対照群に分けて、主要評価項目の全生存期間(OS)を比較した。
 解析の結果、OS中央値は検証群15.5カ月(95%CI 13.6~18.4カ月)、対照群18.7カ月(同16.0~21.9カ月)で、層別HR 0.850(同0.684~1.056、非劣性のP=0.003)と検証群の非劣性が認められた。無増悪生存期間については、無層別HRが0.739(95%CI 0.609~0.896)で、検証群で有意に良好であった。
 有害事象を見ると検証群ではグレード3/4の白血球減少症(28.0% vs 68.7%)、好中球減少症(46.3% vs 86.0%)および熱性白血球減少症(4.2% vs 17.8%)の頻度は低かった一方で、グレード3/4の血小板減少症(25.7% vs 1.4%)、貧血(29.4% vs 1.9%)の頻度は高かった。投与期間中の用量低減の頻度は、検証群で低かった。

2020-03-27
JAMA Oncology