プレスリリース

血清miRNAにより切除可能肺がんを高精度に診断【東京医科大学】

 東京医科大学医学総合研究所分子細胞治療研究分野の落谷孝広教授と国立がん研究センター中央病院呼吸器外科研究チームは、通常は CT などの画像検査で診断される肺がんについて、血液による診断モデルの作成に成功しました。肺がんが血液を用いて簡便かつ高精度で診断できるようになると、健康診断などで肺癌を早期に発見することができ、予後の改善につながります。

ポイント
・切除可能肺がんがある患者(1,566 名)と健常者(2,178 名)の血清中miRNA 2,588種類の網羅的発現解析を実施(過去最大規模)
・切除可能肺がんがある患者で変化する2種類のmiRNAを特定し、それらを組み合わせて99.6%の高精度で切除可能肺がんを診断できるモデルを作成
・この診断モデルは病期や組織型に関わらず高精度で切除可能肺がんを診断することが可能
・肺がん切除後、この2種類のmiRNAの値が正常化することを確認
・血液による高精度の切除可能肺癌診断モデルは、早期発見・早期手術により肺がんの予後改善に結びつく画期的な成果

 本研究成果はCommun Biol 2020年3月19日オンライン版に掲載された。

2020-04-01
東京医科大学