頭頸部

プレスリリース

がん放射線治療の副作用軽減に向け前進~D体メチオニンの重粒子線誘発DNA損傷の保護効果~

 名古屋大学大学院医学系研究科の余語克紀助教らの研究グループは、放射線医学総合研究所、東海大学、広島大学、北里大学との共同研究で、重粒子線注照射によって生じるDNA損傷に対して、D体メチオニンの保護効果を明らかにしました。
 重粒子線治療は、頭頸部がんなどに集中して高い線量を投与できる優れたがん治療法です。しかし、唾液が出にくくなるなど辛い副作用が生じることがあります。マウスにD体メチオニンを飲ませると、この副作用が軽減されることが分かっていますが、その作用機序は不明です。とくに生体内で多く使われるL体ではなく、D体のみが選択的に効果を発揮する作用機序の解明が、臨床応用に向け切望されていました。

 この研究成果は20202年3月27日付Radiation Researchオンライン版に掲載されました。

2020-04-20
名古屋大学