頭頸部

免疫療法

論文紹介

頭頸部がんの二次治療、デュルバルマブ単独およびtremelimumab併用はOS延長せず:第Ⅲ相EAGLE【Ann Oncol】

Durvalumab with or without tremelimumab in patients with recurrent or metastatic head and neck squamous cell carcinoma: EAGLE, a randomized, open-label phase III study

Ann Oncol 2020年4月12日オンライン版

 再発/転移性の頭頸部扁平上皮がんに対するPD-1/PD-L1を標的とした治療は有用性が示されており、PD-L1に加えてCTLA-4を標的とする免疫療法はいくつかの腫瘍において相加的活性が示されている。
 非盲検第Ⅲ相ランダム化比較試験EAGLEでは、プラチナ製剤の投与歴を有する再発/転移性の頭頸部扁平上皮がん患者を抗PD-L1抗体デュルバルマブ群240例、デュルバルマブ+抗CTLA-4抗体tremelimumab群247例、化学療法群(セツキシマブ、タキサン、メトトレキサートまたはフルオロピリミジン)249例にランダムに割り付けて有効性と安全性を検討。主要評価項目はデュルバルマブ群と化学療法群、およびデュルバルマブ+tremelimumab群と化学療法群との比較による全生存期間(OS)であった。
 OS解析の結果、デュルバルマブ群(HR 0.88、95%CI 0.72〜1.08、P=0.20) 、デュルバルマブ+tremelimumab群(HR 1.04、95%CI 0.85〜1.26、P=0.76)ともに化学療法群に対する有意な改善は認められなかった。1年OS率はデュルバルマブ群が37.0%(95%CI 30.9〜43.1%)、デュルバルマブ+tremelimumab群が30.4%(95%CI 24.7〜36.3%) 、化学療法群が30.5%(95%CI 24.7〜36.4%)だった。
 治療関連有害事象は以前の報告と一致しており、グレード3以上の有害事象の発現率は、デュルバルマブ群の10.1%、デュルバルマブ+tremelimumab群の16.3%、化学療法群の24.2%に認められた。

2020-04-21
Ann Oncol