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論文紹介

アスピリン投与で大腸がんリスクが27%低下【Ann Oncol】

Aspirin and the risk of colorectal and other digestive tract cancers: an updated meta-analysis through 2019

Ann Oncol 2020年4月16日オンライン版

 アスピリン投与は大腸がんやその他の消化管がんのリスク低下と関連しているが、リスク低減の定量化とアスピリンの最適な投与量および期間は明らかにされていない。本報告は113の研究のメタ解析によりアスピリン投与による相対リスク(RR)およびアスピリン投与量および期間を検討した。各がんのRRは下記の通り。

・大腸がん(45件):0.73(95%CI 0.69〜0.78)
・扁平上皮食道がん(13件):0.67(95%CI 0.57〜0.79)
・食道および胃噴門部腺がん(10件):0.61(95%CI 0.49〜0.77)
・胃がん(14件):0.64(95%CI 0.51〜0.82)
・肝胆道がん(5件):0.62(95%CI 0.44〜0.86)
・膵臓がん(15件):0.78(95%CI 0.68~0.89)
・頭頸部がん(10件):0.94(95%CI 0.76〜1.16)※リスク低下なし

 大腸がんでは、75〜100mg/日のアスピリン投与により10%のリスク低下、325mg/日では35%のリスク低下が得られ、投与期間が長いほどリスク低下が期待できる。

2020-04-23
Ann Oncol