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血漿cfDNAの早期検出によりがんを早期発見【AACR 2020】

AACR 2020: Cell-Free DNA Liquid Biopsy May Provide an Early Detection Test for Patients With Suspected Cancer

 第Ⅲ相試験Circulating Cell-free Genome Atlasは、1万5,254例(がん患者56%、非がん患者44%)の血漿中の遊離DNA(cfDNA)を測定して長期のフォローアップを行う症例対照観察研究。標的メチル化解析によりこれまでに高い特異性(99%以上)を持って20以上のがん種でメチル化領域を同定している。本報告ではがんの疑いが高いものの病理学的診断を行っていない症例を対象に、がん原発組織を検索した。
 対象はその後の確定診断の結果によりがんグループ(トレーニンセット164例、検証セット75例)と非がんグループ(それそれ49例、15例)に分けられた。非がんグループではトレーニンセット、検証セットともにがんでないことが正確に予測され、特異度は100%であった。
 がんグループのがん検出率はトレーニングセットで40.2%(95%CI 32.7〜48.2%、66/164例)、検証セットで46.7%(95%CI 35.1〜58.6%、35/75例) 、ステージII以上ではそれぞれ70.7%(95% CI 59.〜80.3%、58/82例)、78.9%(95%CI 62.7〜90.4%、30/38例)と感度が上昇した。原発組織はそれぞれ93.9%(66/62例)、100%(35/35例)で予測可能で、精度は85.5%(95%CI 74.2〜93.1%、53/62例)、97.1%(95%CI 85.1〜99.9%、34/35例)だった。

2020-05-01
The ASCO Post