前立腺がん

論文紹介

変異型ホモのHSD3B1遺伝子アレルを有するmCRPCは新規ホルモン療法に不応【Ann Oncol】

Treatment with abiraterone and enzalutamide does not overcome poor outcome from metastatic castration-resistant prostate cancer in men with the germline homozygous HSD3B1 c.1245C genotype

Ann Oncol 2020年5月5日オンライン版

 ホルモン感受性前立腺がん(HSPC)におけるHSD3B1 c.1245のバリアント(CC型:変異型ホモ)はアンドロゲン除去療法(ADT)抵抗性と関連するとされている。本研究ではHSD3B1 c.1245 CC型を有する転移性去勢抵抗性前立腺がん (mCRPC)に対する初回の新規ホルモン療法(アビラテロンまたはエンザルタミド)の効果をAA型(野生型ホモ)およびAC型(ヘテロ)と比較した。
 2施設からmCRPC患者266例が登録され、CC型は22例(8.3%)だった。遺伝子型はPSA反応率と関連がなく、投与期間中央値はCC群で7.1カ月、AA/AC群で10.3カ月であった(P=0.34)。OS中央値はAA/AC群の30.7カ月に対してCC群は23.6カ月と有意に不良だった(P=0.02)。年齢、グリーソンスコア、PSA値、過去の化学療法、転移等を調整因子とした多変量解析においてもCC型はOSの悪化を有意に関連していた(HR 1.78、95%CI 1.03〜3.07、P=0.04)。

2020-05-14
Ann Oncol