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薬剤情報

抗体薬物複合体DS-6157の消化管間質腫瘍を対象とした第Ⅰ相試験を開始

 第一三共株式会社は、進行性の消化管間質腫瘍(GIST)患者を対象としたDS-6157〔GPR20を標的とした抗体薬物複合体(ADC)〕の第Ⅰ相臨床試験において、最初の患者への投与を開始しましたので、お知らせいたします。

 GISTは主に胃や小腸などの消化管に発生する希少な軟部組織肉腫です。GISTに対する主な治療法は外科的切除やチロシンキナーゼ阻害剤による標的療法が推奨されていますが、治療抵抗性となった場合の選択肢は限定的で、新たな治療法が必要とされています。
 DS-6157は、当社ADCで5番目に臨床開発段階に入った薬剤で、がん細胞膜上のGPR20を標的としております。GPR20は、GISTにおいてのみ過剰発現しているたんぱく質の一種で、現在、がん治療を対象に承認されているGPR20を標的とした治療薬はありません。
 本試験は、再発または進行性のGIST患者を対象とした日米などにおける第Ⅰ相臨床試験で、2つのパートからなります。パート1(用量漸増パート)では、約40名の患者を対象に、DS-6157の投与量を段階的に増やしながら安全性と忍容性を評価し、最大耐用量と推奨用量を決定します。パート2(用量展開パート)では、約60名の患者を対象に、推奨用量での安全性とともに、客観的奏効率、奏効期間、病勢コントロール率および無増悪生存期間を含む有効性を評価します。

2020-05-22
第一三共