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プレスリリース

光免疫療法における光化学反応過程を解明、近赤外線が届きにくい深部がんへの応用に期待

 北海道大学大学院理学研究院および同大学創成研究機構化学反応創成研究拠点の小林正人講師、武次徹也教授らの研究グループは、同大学大学院薬学研究院の高倉栄男講師、小川美香子教授らと共同で、近赤外線を用いた新規がん治療法である光免疫療法で利用されるIR700という薬剤の光化学的反応過程を解明しました。

ポイント
・新しいがん治療法である光免疫療法の光化学反応過程を計算により解明し、実験的に証明
・近赤外線が直接反応に関与するのではなく、薬剤を反応しやすい状態に変化させることを解明
・近赤外線以外の方法によって薬を活性化することで、深部がんへの適用にも期待

 本研究で見出したメカニズムを踏まえることで,近赤外線が届きにくい生体深部のがんにもIR700を用いたがん治療が可能となるものと期待されます。本研究成果は2020年5月25日(月)公開のChemPlusChem誌(オンライン版)に掲載されました。

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2020-05-27
北海道大学