膵臓がん

プレスリリース

膵がん線維化のメカニズムを解明、難治性がんの新たな治療戦略開発

 岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科の狩野光伸教授と大学院医歯薬学総合研究科(薬)の田中啓祥助教らの研究グループは、東北大学の正宗淳教授、大阪大学の松崎典弥教授らとの共同研究で、独自の三次元培養技術を開発し膵臓がんのミクロな組織構造を試験管内で再構成することに成功し、がん組織中で線維が作られ悪化するメカニズムを明らかにしました。本研究成果は、2020年4月30日付で英国科学雑誌「Biomaterials」のオンライン版に掲載されました。

ポイント
・膵臓がんは薬の治療が効きにくく難治です。がん組織中にコラーゲンなどが蓄積する「線維化」が一因と考えられ、治療の標的として期待されています。しかし、膵がんで線維化が起こるメカニズムは、今まで良い実験方法も足りず、詳しくわかっていませんでした
・独自の細胞三次元培養技術を応用して、膵臓がん組織を試験管内で作ることに成功し、膵臓がんで線維化が進展するメカニズムを解析しました
・がん組織中の線維化を標的とした、新たな膵がんの治療戦略開発への貢献が期待されます

2020-05-27
岡山大学