胃がん

プレスリリース

HER2陽性胃がんに対するトラスツズマブ デルクステカンの第Ⅱ相試験DESTINY-Gastric01のデータをASCOで発表

 第一三共株式会社とアストラゼネカは、トラスツズマブ デルクステカン〔DS-8201、HER2に対する抗体薬物複合体(ADC)〕の日韓第2相臨床試験(DESTINY-Gastric01)におけるHER2陽性の進行・再発胃腺がんまたは胃食道接合部腺がん患者を対象としたデータについて、ASCO 2020において発表しましたので、その概要についてお知らせいたします。また、本試験結果は医学雑誌「The New England Journal of Medicine」のオンライン版に掲載されました。

 有効性については、確定した客観的奏効率は本剤単独投与群(119名)42.9%に対し、治験医師選択薬投与群(56名)12.5%と、本剤単独投与群は統計学的に有意かつ臨床的意義の高い改善を示しました。また、副次評価項目として、本剤単独投与群(125名)は治験医師選択薬投与群(62名)と比較し、死亡リスクを41%有意に減少させました。

 安全性については、過去の臨床試験と同様の傾向が認められました。対象患者125名において、グレード3以上の有害事象として、好中球数減少(51.2%)、貧血(37.6%)、白血球数減少(20.8%)、食欲減退(16.8%)等がみられました。間質性肺疾患(ILD)については、ILD外部判定委員会により9.6%(12名) が本剤と関連のあるILDと判定され、多くはグレード1または2であり、グレード3が2名、グレード4が1名でした。

2020-06-02
第一三共