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プレスリリース

リュープロレリンの欠品および長期的な出荷調整継続について

日本泌尿器科学会は「リュープリンSR注射用キット11.25mg」の欠品および「リュープリン注射用キット」の長期的な出荷調整継続について、武田薬品工業のリリースを公開した。

以下、武田薬品工業のリリースより抜粋。

 「リュープリン注射用キット」の製造所である山口県の光工場で2020年4月から行われている定期シャットダウン期間中に特定された逸脱の対応として、一部工程の再バリデーションを実施する必要があり、これにより製造再開予定時期に遅れが発生し5月中旬より出荷調整を開始しました。

 しかしながら、再バリデーションは実施しているものの、条件検討に時間を要したため当初の供給計画に遅延が生じました。また、本製造所は、規制当局の定期査察を受けて製造プロセスを厳格化したことに加え、規制当局から追加の指摘を受けたこと、および上記対応も含めた一連の生産停止により供給量が低下したことにより、国内市場および、世界市場における需要量の増加に対応できなくなることが判明しました。

 この結果、「リュープリンSR注射用キット11.25mg」は欠品を招く見込みでございます。欠品になりました際には、他の治療オプションをご検討いただきますようお願い申しあげます。

■監修医師コメント
 「リュープリンSR注射用キット11.25mg(3カ月用製剤)」の出荷調整に伴い、リュープリン6カ月製剤・1カ月製剤およびそのジェネリック医薬品、さらには他のLH-RH製剤も品薄となっているようです。
 前立腺がんに対するホルモン療法に関しては、去勢抵抗性がんにおいてもアンドロゲン除去を継続するのが一般的です。しかし、このような製品供給の低下が続くようであれば、LH-RH製剤を中断してテストステロンとPSAを測定しながら経過観察をすることも検討せざるをえないかもしれません。また、この機に両側精巣摘除術を提案してもよいと思われます。

(JCHO 東京新宿メディカルセンター 泌尿器科 副院長・部長 赤倉功一郎氏)

2020-06-16
日本泌尿器科学会