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プレスリリース

iPS細胞を用いた化学物質の発がん性判定方法を開発

 岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科ナノバイオシステム分子設計学研究室の妹尾昌治教授、杜娟博士(研究当時:大学院自然科学研究科博士後期課程)の研究グループは、iPS細胞を利用して、がん幹細胞の自然発生を観察する形で化学物質の危険性を評価するという、世界初の試みに成功しました。

ポイント
・がん予防のため、発がん物質をできるだけ明らかにすることは重要です。現状、変異原性化学物質の発がんリスクを評価する方法は確立しているものの、非変異原性の化学物質については評価する方法が十分ではありませんでした
・マウスのiPS 細胞からがん幹細胞へ変化させる方法を利用し、非変異原性の化学物質の発がん性を、動物細胞を用いて短期間で評価できる方法を世界で初めて確立しました
・正常細胞ががん幹細胞へ変化する分子メカニズムの研究に大きく貢献することが期待されます

 本研究成果は6月22日英国時間午前10時(日本時間午後6時)、国際科学雑誌「Scientific Reports」6月22日号に公開掲載されました。

2020-06-23
岡山大学