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プレスリリース

DNAメチル化酵素DNMT3A、DNMT3Bの特異的機能を発見、がん発症メカニズム解明に貢献

 DNAのメチル化は哺乳類の個体発生に必須であり、その異常は白血病などのがん発生の原因となることが知られています。八木正樹研究員(ハーバード大学、元東京大学医科学研究所)、蒲田未央特定職員〔京都大学iPS細胞研究所(CiRA)〕、山本拓也准教授〔京都大学iPS細胞研究所(CiRA)、同高等研究院ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)〕、山田泰広教授(東京大学医科学研究所)らの研究グループは、多能性幹細胞における遺伝子破壊技術と網羅的なDNAメチル化解析技術を組み合わせることにより、DNAメチル化酵素であるDNMT3Aと DNMT3Bの特異的な標的部位の同定に世界で初めて成功しました。

ポイント
・DNA低メチル化ES細胞を用いた実験により、世界で初めてDNAメチル化酵素DNMT3AとDNMT3Bの特異的標的部位の同定に成功し、哺乳類の発生過程でのDNAメチル化制御機構の一端を明らかにした

・DNMT3Aは分化関連遺伝子を、DNMT3BはX染色体遺伝子を特異的にメチル化することを明らかにした。またDNMT3遺伝子に変異を有するがん・疾患に特徴的なDNAメチル化異常部位を同定した

・本研究成果により、DNAメチル化異常を有するがん・疾患の発症メカニズムがより詳細に解明され、同種のがんに対する新規治療戦略の確立に貢献することが期待される

 本研究成果はNat Commun6月24日オンライン版)に掲載された。

2020-06-25
AMED日本医療研究開発機構