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プレスリリース

新規イメージングDIIFCO法、透明化された三次元腫瘍が細胞レベルで明らかに

 慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室の田中伸之助教、大家基嗣教授とスウェーデンカロリンスカ研究所のパー・ウーレン教授らの研究グループは、3次元ライトシート顕微鏡と組織透明化法と組み合わせることで、立体的な腫瘍空間にひろがるタンパク/RNA発現の空間分布を1細胞レベルで解析可能にする、新規癌イメージングDIIFCO(Diagnosing In situ and Immuno-Fluorescence- labelled Cleared Onco-samples)法を開発しました。

 これまで詳しく分かっていなかった腫瘍脈管の立体構造・層構造・および細胞の維持環境である細胞ニッチなどが、本イメージング法によってタンパク/RNA レベルで可視化され、癌微小環境の詳細な画像が世界で初めて明らかになりました。この手法は病理診断後の保存組織にも利用可能であり、癌診断や治療法の選択等、将来的な臨床応用が期待されます。

 本研究成果は、2020年6月29日(米国東部時間)に英国科学誌「Nature Biomedical Engineering」に掲載されました。

2020-06-30
慶應義塾大学