前立腺がん

ガイドライン

プレスリリース

AUA、ASTRO、SUOが進行前立腺がんの新規ガイドラインを公開

推薦記事 赤倉功一郎 氏 JCHO 東京新宿メディカルセンター 泌尿器科 副院長・部長

 米国泌尿器科学会(AUA)、米国放射線腫瘍学会(ASTRO)、泌尿器腫瘍学会(SUO)は6月25日、進行性前立腺がんに対する新たな臨床ガイドラインを公開した。

 米国におけるPSAスクリーニング基準の変更や新たな治療薬の承認により前立腺がん治療は進展しており、AUA、SUO、ASTROおよび米国臨床腫瘍学会(ASCO)の専門家パネルにより新たなエビデンスに基づくガイドラインが作成された。

 ガイドラインは「早期診断・カウンセリング」「局所治療の選択肢枯渇後の転移性疾患のないPSA再発」「転移性ホルモン感受性前立腺がん(mHSPC)」「非転移性去勢抵抗性前立腺がん(nmCRPC)」「転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)」「骨ヘルスケア」についての38項目の推奨から成る。推奨には近年の全身療法の複雑化や生殖細胞系列/体細胞の遺伝子検査などが反映されている。

■監修医師コメント
 進行前立腺がんに対する薬物療法の最近の進歩を背景として、新たなガイドラインが米国の学会から共同で発表されました。38項目からなる推奨文は、多くが臨床試験の結果に基づいており、極めて適切な内容です。ただし、mHSPCに遺伝子検索を推奨していること、mHSPCに第一世代アンチアンドロゲン(ビカルタミド、フルタミド)を投与すべきでないとしていること、mCRPCにPARP阻害薬を推奨していること、などはわが国の現状と異なっていると思われます。

(赤倉功一郎氏)

2020-07-02
AUA