子宮がん

免疫療法

プレスリリース

iPS細胞から子宮頸がんの増殖を抑える免疫キラーT細胞の作製に成功

 順天堂大学大学院医学研究科血液内科学の安藤美樹准教授、安藤純先任准教授、小松則夫教授、産婦人科学講座の増田彩子助教、寺尾泰久教授、ときわバイオ取締役の中西真人氏、東京大学医科学研究所幹細胞治療部門の中内啓光特任教授らの共同研究グループは、従来の方法より安全な方法で子宮頸がんに対して腫瘍増殖抑制効果があるiPS細胞由来のヒトパピローマウイルス(HPV)抗原特異的キラーT細胞の作製に成功しました。

ポイント
・キラーT細胞からiPS細胞を樹立する際に、遺伝子を傷つけるリスクのあるSV40 large T抗原を使用することなく安全にiPS細胞を作製しました
・マウスによる実験で、iPS細胞由来HPV抗原特異的キラーT細胞は子宮頸がんの増殖を強力に抑制し、末梢血キラーT細胞と比較して有意な生存期間延長効果を示すことが分かりました
・子宮頸がんに抗腫瘍効果を持つ免疫キラーT細胞をiPS細胞から何度でも十分量作ることが可能となり、難治性子宮頸がんに対する新たな治療として大いに期待できます

 本研究は米国遺伝子細胞治療学会雑誌であるMolecular Therapyに先行公開(2020年7月8日付)されました。

2020-07-10
順天堂大学