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プレスリリース

ケトン食による支持療法、進行がん患者の予後改善に有望

 大阪大学、明治ホールディングス株式会社および日清オイリオグループ株式会社の協働ユニット「癌ケトン食治療コンソーシアム」は、癌治療に有効なケトン食による食事療法を確立することを目的として、エビデンス構築のための臨床研究、基礎研究を推進しています。このたび、進行性のがん患者を対象とした臨床研究において、中鎖脂肪酸油(MCT)を含むフォーミュラ食品を使用した新しいケトン食療法によって、有望な結果が得られました。
 本研究成果は、2020年5月19日に国際科学雑誌Nutrients のオンライン速報版で公開されました。

概要
ステージIVのさまざまがん種の患者55例のうち、3か月間ケトン食療法を実施した37例の解析。PET-CTの診断の結果、開始3か月の時点で5例が部分奏効、1年後には3例が完全奏効、7例が部分奏効を達成した。生存期間の中央値は32.2カ月(最大80.1カ月)で3年生存率は44.5%。ケトン食療法の開始3カ月後における血清Alb値、血糖値、CRPによる評点(ABCスコア)を用いた層別化により、生存率が有意に異なることが明らかとなった。

2020-08-03
大阪大学