胆管がん

免疫療法

論文紹介

胆管がんに対するイピニボ療法が有望な可能性【JAMA Oncol】

Evaluation of Combination Nivolumab and Ipilimumab Immunotherapy in Patients With Advanced Biliary Tract Cancers: Subgroup Analysis of a Phase 2 Nonrandomized Clinical Trial

JAMA Oncol 2020年7月30日オンライン版

 CA209-538 は、希少がんに対する抗PD-1抗体ニボルマブ+抗CTLA-4抗体イピリムマブ併用療法の有効性および安全性を検証した多施設共同前向き第Ⅱ相試験である。本検討では、同試験の対象例のうち、胆管がん39例(うち男性が20例、年齢中央値65歳)を対象としたサブグループ解析が行われた。
 対象患者では、ニボルマブ3mg/kg+イピリムマブ3mg/kgが3週ごとに4サイクル投与され、その後ニボルマブ3mg/kgを2週ごとに病勢進行または許容できない有害事象が認められるまで投与された。
 主要評価項目は、RECIST1.1で評価した病勢制御率(DCR:完全寛解+部分寛解+安定)であった。
 客観的奏効率は23%で、DCRは44%であった。奏効例は全例が化学療法を施行済みで、マイクロサテライト不安定性腫瘍の患者はいなかった。治療反応が認められたのは、肝内胆管がんおよび胆嚢がんの患者に限られ、治療反応期間の中央値は未到達(範囲2.5~23カ月以上 )であった。
 また、無増悪生存期間中央値は2.9カ月(95%CI 2.2~4.6カ月)、全生存期間中央値は5.7カ月(同2.7~11.9カ月)であった。
 安全性については、免疫関連有害事象が49%(19例)に認められ、グレード3~4のものは15%(6例)であった。

2020-08-04
JAMA Oncology