乳腺

論文紹介

BRCA陽性のHER2陰性乳がん、PARP阻害薬veliparib上乗せでPFS延長:第Ⅲ相BROCADE3【Lancet Oncol】

Veliparib with carboplatin and paclitaxel in BRCA-mutated advanced breast cancer (BROCADE3): a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial

Lancet Oncol 2020年8月27日オンライン版

 BRCA1/2陽性乳がんはプラチナ製剤およびPARP阻害薬に対する感受性が高いとされている。第Ⅲ相二重盲検ランダム化比較試験BROCADE3では、生殖細胞系列BRCA1/2変異を有するHER2陰性乳がん患者を対象にカルボプラチン+パクリタキセルにPARP阻害薬veliparibを併用するveliparib群337例とプラセボを併用する対象群172例に2:1で割り当てて有効性と安全性を検討。

 追跡期間中央値はveliparib群35.7カ月、対照群35.5カ月で、PFS中央値は対照群の12.6カ月(95%CI 10.6〜14.4カ月)に対してveliparib群は14.5カ月(同12.5〜17.7カ月)と有意に延長した(HR 0.71、95%CI 0.57〜0.88、P=0.0016)。

 主なグレード3以上の有害事象は好中球減少症(veliparib群81%、対照群84%)、貧血(42%、40%)、血小板減少症(40%、28%)で、重篤な有害事象はそれぞれ34%、29%に認められた。

2020-08-28
Lancet Oncology