論文紹介

中リスク乳がん患者における術後放射線療法後のQOL:ランダム化比較試験SUPREMOの2年間のフォローアップ【Lancet Oncology】

 中リスク乳がん患者(腋窩リンパ節転移が1~3個)における乳房切除術および腋窩リンパ節郭清後の胸壁放射線療法を検討。追跡期間2年の結果、全身QOL、倦怠感、身体機能、身体イメージ、不安やうつ、腕および肩の症状に差はなかっ […]




限局性前立腺がんにおけるホルモン療法と放射線療法:第Ⅲ相ランダム化比較試験NRG/RTOG9413【Lancet Oncology】

 中〜高リスク限局性前立腺がん患者において、放射線療法(全骨盤照射/前立腺局所照射)とホルモン療法(アジュバントホルモン/ネオアジュバント)の組み合わせを検討した結果、全骨盤照射+ネオアジュバント療法の10年無増悪生存率 […]



アスピリンの服用と肝細胞がんとの関連

 対象は、米国の2つの前向きコホート研究から成人の医療従事者で、ベースライン時にがん(悪性黒色腫を除く)を認めなかった13万3,371例。アスピリンの使用頻度別に肝細胞がんの発症リスクを検討し、通常用量を服用している範囲 […]




難治性ヒトパピローマウイルス16型陽性がん患者における免疫チェックポイント阻害薬と腫瘍特異的ワクチンの併用 ~第Ⅱ相臨床試験~【JAMA Oncology】

 対象は、難治性ヒトパピローマウイルス(HPV)16型陽性がん患者24例。これら患者にISA101ワクチン100μ/ペプチドを治療開始1日目、22日目、50日目に皮下投与し、ニボルマブは治療開始8日目から2週ごとに3mg […]


エンテカビルまたはテノホビルで治療した慢性B型肝炎患者における肝細胞がんリスク ~韓国のコホート研究~【JAMA Oncology】

 対象は、韓国の慢性B型肝炎未治療患者で、エンテカビルで治療を開始した患者群とテノホビルで治療を開始した患者群。多変量解析では、肝細胞がんの発症リスク、全死亡または肝臓移植のリスクは、エンテカビル群で有意に低かった。   […]





プラチナ製剤を含む化学療法後の非小細胞肺がん患者におけるアベルマブとドセタキセルの比較:オープンラベル多施設共同ランダム化第Ⅲ相試験JAVELIN Lung 200【Lancet Oncology】

プラチナ製剤を含む併用化学療法後に病勢進行が認められたPD-L1陽性で切除不能の再発または進行非小細胞肺がん患者において、アベルマブはドセタキセルと比べて全生存期間の改善を示さなかったが〔ハザード比0.90、96%CI […]







未治療のALK融合遺伝子陽性非小細胞肺がんに対するアレクチニブvs.クリゾチニブ:ALEX試験におけるCNS制御効果【Ann Oncol】

 ALK融合遺伝子陽性非小細胞肺がんの一次治療において、日本発の第二世代ALK阻害薬であるアレクチニブの有効性および安全性をクリゾチニブとの比較により検証した第Ⅲ相試験ALEXから、すでに主要評価項目である無増悪生存期間 […]




転移性トリプルネガティブ乳がんに対する抗PD-L1抗体アテゾリズマブの長期治療成績とバイオマーカー解析:第Ⅰ相試験【JAMA Oncology】

 欧米の施設における局所進行または転移性の固形がん・血液がんを対象に、抗PD-L1抗体アテゾリズマブ単剤投与の安全性と有効性を検証した第Ⅰ相試験に参加したトリプルネガティブ乳がん116例(年齢中央値53歳)の安全性、臨床 […]





BRAFV600遺伝子変異陽性メラノーマ患者におけるencorafenib+binimetinib併用投与、encorafenib単独投与、ベムラフェニブ単独投与時の全生存期間:多施設共同ランダム化オープンラベル第Ⅲ相試験COLUMBUS【Lancet Oncology】

 局所進行性で切除不能または転移性のBRAFV600遺伝子変異陽性メラノーマ患者において、ベムラフェニブ群の全生存期間の中央値は16.9カ月(95%CI 14.0〜24.5)であったのに対し、encorafenib+bi […]




HER2陽性転移性胃/胃食道接合部がんへのトラスツズマブ+化学療法に対するペルツズマブの上乗せは全生存期間を延長せず:多施設共同プラセボ対照二重盲検第Ⅲ相ランダム化比較試験JACOBの最終解析【Lancet Oncology】

 HER2陽性転移性胃がんおよび胃食道接合部がん患者の一次治療において、トラスツズマブ+化学療法に対するペルツズマブの上乗せはプラセボと比べて全生存期間を延長しなかった。    Pertuzumab plus trast […]



非転移性去勢抵抗性前立腺がん患者においてapalutamideが健康関連QOLに及ぼす影響:プラセボ対照第Ⅲ相ランダム化比較試験SPARTAN【Lancet Oncology】

 高リスク非転移性去勢抵抗性前立腺がんを有する無症候性患者において、アンドロゲン受容体アンタゴニストapalutamide+アンドロゲン除去療法群はプラセボ+アンドロゲン除去療法と比べて無転移生存期間を有意に延長し、健康 […]


切除可能なHER2陽性乳がん患者に対する化学放射線療法の連続併用または同時併用における無病生存期間と全生存期間:ランダム化比較試験The ACOSOG Z1041 (Alliance)【JAMA Oncol】

 米国およびプエルトリコの36施設で登録された切除可能HER2陽性浸潤乳がん患者280例をフルオロウラシル、エピルビシン、シクロホスファミド(FEC療法)施行後にパクリタキセルとトラスツズマブの併用療法を施行する群と、パ […]



センチネルリンパ節に微小転移を認める乳がん患者における腋窩リンパ節の郭清と非郭清の比較:オープンラベル第Ⅲ相ランダム化比較試験IBCSG 23-01における約10年間の追跡【Lancet Oncology】

 センチネルリンパ節に微小転移(2mm以下)のみを認める乳がん患者の長期フォローアップ(中央値9.7年)において、腋窩リンパ節に対する郭清を行った群の無増悪生存率は74.9% (95%CI 70.5〜79.3)、非郭清群 […]










子宮頸がん・子宮体がんにおけるセンチネルリンパ節同定のための蛍光法の比較:第Ⅲ相多施設共同非劣性ランダム化比較試験FILM【Lancet Oncol】

子宮頸がん・子宮体がんにおけるセンチネルリンパ節の同定において、イソスルファンブルーに対するインドシアニングリーンの非劣性を検討。インドシアニングリーンはイソスルファンブルーと比べてより多くのセンチネルリンパ節を同定でき […]



がん抑制遺伝子TP53の活性化変異が原因で起こる「新たな先天性骨髄不全症」を発見【弘前大学・AMED】

 先天性骨髄不全症は、血液を作り出す細胞が先天的に障害され、赤血球や白血球などが減少してしまう疾患の総称。その中に、赤血球の産生だけが障害され、生まれた時から重い貧血に悩まされるダイアモンド・ブラックファン貧血(DBA) […]


食品に含まれるアクリルアミドの摂取量と子宮体がん・卵巣がん罹患との関連は認められず【国立がん研究センター】

多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告  アクリルアミドは、紙の強度を高める紙力増強剤や接着剤などの原材料として利用されている化学物質で、国際がん研究機関(IARC)では、ヒトに対して、おそらく発がん性がある物 […]






間質性肺炎を合併した肺腺がんに特徴的な遺伝子変異を発見~日本人の肺腺がん約300例を全エクソン解析~【国立がん研究センター】

 国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:中釜 斉、東京都中央区)研究所(所長: 間野博行)ゲノム生物学研究分野の河野隆志分野長らは、国立大学法人東京医科歯科大学などと共同で、54例の間質性肺炎合併肺腺がんを含む日 […]




免疫機能を保つための新しいメカニズムを発見 ~効果的な感染防御ワクチンやがん免疫細胞療法の開発に期待~【愛媛大学】

 愛媛大学大学院医学系研究科の山下政克(やました まさかつ)教授らの研究グループは、 メニン(Menin)というタンパク質が、T 細胞注の疲弊や老化を防止し、免疫機能を正常に保つメカニズム(背後にある分子機構) […]




卵巣子宮内膜症と正常子宮内膜における遺伝子変異を解明〜子宮内膜症、正常子宮内膜に多くのがん関連遺伝子変異が存在 〜【新潟大学】

 新潟大学大学院医歯学総合研究科の榎本隆之教授、吉原弘祐助教、須田一暁特任助教、国立遺伝学研究所の井ノ上逸朗教授、中岡博史助教らの共同研究グループは、卵巣子宮内膜症と正常子宮内膜の網羅的な遺伝子解析を行い、癌に関連する遺 […]



パーキンソン病の新たな治療薬候補を同定 ―BRAF阻害薬ダブラフェニブの新たな可能性―【神戸大学】

 パーキンソン病は、世界で最も多い運動症状を呈する脳の病気であり、進行を抑制する根本的な治療法がまだ見つかっていない神経難病です。  今回、東京大学大学院医学系研究科神経内科学の戸田達史教授と、神戸大学大学院医学研究科神 […]














既治療の皮膚T細胞リンパ腫に対して、抗CCR4抗体モガムリズマブはボリノスタットに比べて無増悪生存期間を有意に延長:国際共同オープンラベル第Ⅲ相ランダム化比較試験MAVORIC【Lancet Oncology】

Lancet Oncology 2018年8月9日オンライン版  無増悪生存期間中央値はボリノスタット群の3.1カ月に対してモガムリズマブ群は7.7カ月と有意に延長した(ハザード比 0.53,95%CI 0·41〜0·6 […]


プラチナ製剤抵抗性卵巣がんに対するソラフェニブ+トポテカン併用療法は無増悪生存期間を有意に延長:多施設共同二重盲検プラセボ対照の第Ⅱ相ランダム化比較試験TRIAS【Lancet Oncology】

Lancet Oncology 2018年8月9日オンライン版 無増悪生存期間中央値はプラセボ+トポテカン群の4.4カ月に対してソラフェニブ+トポテカン群は6.7カ月と有意に延長した(ハザード比 0.60,95%CI 0 […]


























進行肝がんに有望な温熱併用療法

ドキソルビシン封入温度感受性リポソーム+温熱療法の第I相試験    化学療法に不応の進行肝がんに対するドキソルビシン(LTLD)封入温度感受性リポソームと集束超音波療法(FUS)を併用した温熱療法は、臨床で実施可能であり […]